
こんにちは!
飲食・観光業界のキャリアにエールを送る!
フードキャリエールのキャリアコンサルタント宮原です。
私は、料理専門学校を卒業して飲食業界で5年と、
転職して人材業界で6年働いた経験から、飲食業界に関わる人のキャリアにエールを送るために、情報発信からキャリアカウンセリング・コーチング・ワークショップ運営などを行なっています!
みなさんは、こんな悩みありませんか?
- このまま今の仕事続けて、キャリアアップできるのか?
- 飲食業界以外の別業界で働いた方がいいのか
- 飲食の仕事は好きだが、収入・時間を考えて悩んでいる
- 年収をUPさせたいが、今の職場じゃ無理
- 老後資金2000万円不足するけど大丈夫?
本日は、転職と副業を掛け合わせて成功されているmotoさんの著書を読んでみての解説や感想を共有したいと思います。
目次
motoさんとは?どんな本?

motoさんとは…
現在32歳/短大卒/現役サラリーマン/転職回数4回・5社目/
現職の年収は1250万円、副業収入は、年4000万円を稼いでいます!
『転職アンテナ』というメディアブログも運営されており、
新しい働き方を常にご自身で体験しながら、世の中に情報発信を行なっている方です。
『転職と副業のかけ算』とは、どんな本?
『転職と副業のかけ算』 著者:moto
自分自身の市場価値や、キャリアについて考えさせられる内容です。
テーマとして、『転職』『副業』が出てきますが、単なる方法論の共有ではなく、【自分自身の生き方を大切にする事】にフォーカスした内容だと感じました。
私もキャリアコンサルタントとして、転職支援をしていますが、
企業様に必要な人材をお聞きすると、『定年までいなくてもいいから、会社の事業に貢献してくれる前向きな方』と言われる機会が多くなってきました。
一昔前は、終身雇用が当たり前で、雇用する側も「長く働いてくれる人」というワードが多かったです。しかし現在は、会社も一生面倒見る事は不可能というスタンス。この時代の中で、大切なことが、
自分の人生に責任を持つこと・市場価値を意識すること
本を読んでいると、この部分についてのメッセージが強く感じました。中でも私が共感した部分や、参考になった部分について解説していきたいと思います。
"給料は稼ぐもの"というスタンス

この本の冒頭でこんなメッセージがありました。
給料は「もらうもの」ではなく、「稼ぐもの」
転職と副業のかけ算
8時間働けば、給料がもらえるという感覚がすでに”やばい”という事です。
確かに日本の雇用制度は、時給・月給・年収制度で、労働時間が決まっており、その中で仕事を行い、その対価として給料が支払われます。しかし、人口減少・AIの発達・外国人労働人口の増加などで、
今までの当たり前が、当たり前じゃなくなってきています。
気が付いた時には、会社で自分が出来る仕事がなく早期退職を促され、転職市場へダイブするもサバイブできず、転職活動に苦労する未来が待ち構えています。
そうならないようこの本では…
- 生き残る力の付け方
- 今いる会社で実績を作る方法
- 転職市場で選ばれる考え方・伝え方・姿勢など
こういった部分も、motoさんの経験に基づいて、
わかりやすく書かれています!
"自分株式会社"というキャリア感覚

本の中の、下記のワードにとても共感が持てました!
「自分という会社を経営する視点を持て」
転職と副業のかけ算
例えば飲食業時代の私を例に上げてみると…
自分株式会社の売上=在籍中の会社の給料
自分株式会社の経費=家賃・食費・光熱費など
自分株式会社の利益=給与−生活費
という事は、売上は在籍中の1社の給与のみという事になります。
もし自分の会社が、取引先(在籍中の会社)から切られてしまったら、破綻してしまいます。
そうならないよう私も転職したり、兼業でサイト運営や相談業務などを行なっています。
複数の収入源を持つ事で、経済的・精神的な安定にも繋がります!
- 売上(給料)を伸ばすためにはどうすれば良いか?
- 利益(手元に残るお金)を上げるためには?
- 具体的にどういった行動をしていこうか?
上記のように、自分主体で考える癖が付き、自分のキャリアに責任を取れるようになる事で初めて『本当の安定』が手に入ると強く感じました!
軸ずらし転職で年収240万円→1000万円

詳しくは、是非この本を読んで欲しいのですが…
年収というのは、「職種×業界」で大枠が決まっています。
転職と副業のかけ算
わかりやすく例に例えると…
①調理師×飲食業界=年収300万円
②接客×飲食業界=年収290万円
③営業×人材業界=年収500万円
大まかですが、日本の『職種×業界』の平均年収は決まっています。
軸ずらし転職とは、どちらかの軸をずらす事で、キャリアアップを狙う転職方法のようです。
実際に、先ほどの例を軸ずらし転職に当て込むと…
①調理師×飲食業界(年収300万)→料理長×飲食業界(年収450万)
②接客×飲食業界(年収240万)→接客(営業)×人材業界(年収350万円)
③営業×人材業界(年収500万)→営業×金融業界(年収600万円)
このように、motoさんの『軸ずらし転職』を実行し、職種・業種どちらかを変化させる事でキャリアアップを実現できます!
実際にmotoさんは…
ホームセンター年収240万→人材企業330万円→リクルート540万円→ITベンチャー700万円+副業200万円→広告ベンチャー1000万円+副業4000万円
転職と副業のかけ算
飲食業界で働きながら、軸ずらし転職でキャリアアップも狙えますし、副業と掛け合わせる事で年収UPにも繋がりますね!
さらに詳しい内容や、考え方などもこの本に書いてあります!
本業がありながらの副業の役割とは?

実際に仕事をしながら副業をするとなると、飲食業界で働いていると、時間の確保などが難しいです。
そんな時に、どんな副業であれば無理なく続けることができるのか、そもそも副業をする目的など、この本にmotoさんの経験を通して、非常に勉強になる内容が沢山書いてありました!
少しだけご紹介すると…
本業で努力して、その知見で稼ぐ
転職と副業のかけ算
私も以前までそうでしたが、副業とは自分の空いた時間に行い、副収入を得ることを目的としていました。
しかし、世の中が多様化し、1社で勤め上げる時代などもう終わっています。
本業で結果を出しながら、今までの自分の経験やスキルなどを、
求めている人へ提供すれば、自分のアウトプット力も高まり、個をブランド化することができると書いてありました。
具体的な副業の種類や、時間の使い方などは是非、本を読んでいただければと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も実際に読んでみて、労働者・個人事業主・キャリアコンサルタントとしてどの目線からでも非常に勉強になりました!
飲食時代の私は、仕事を楽しみながらも労働時間が長く、自分のしたいことができず異業種への転職を選択しました。そして、現在は兼業として、サイト運営やキャリアカウンセリングなどを行なっています。
大切なことは…
転職や副業は、自分らしい人生を送るための手段でしかありません。
是非、『転職と副業のかけ算』を読んで、自分のキャリアについて真剣に考えられる機会を得ていただければと思います!
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
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